パネットーネとは
panettone01 パネットーネはイタリア北部、ミラノ発祥の焼菓子で、イタリアではクリスマスの定番菓子として発展を重ねてきた。

ミラノで栄華を極めたルドヴィコ・スフォルツァ公時代から貴族間の贈り物として重宝され、イタリアを代表する高級菓子としてヨーロッパにその名を知らしめる。

非常に特殊な天然酵母を使用し、水、小麦粉、バター、卵(卵黄)をベースにした発酵生地に、シロップ漬けオレンジピールとシトロンピール、干しブドウを加えて焼いたものが一般的である。

かつては町のパン屋やケーキ屋がそれぞれ手作りのパネットーネを作っていたが、いつからか巨大メーカーが量産するものが主流になり、昔ながらのレシピに則った本格手作りのものは近年手に入りにくくなっている。

イタリアでもこれまでクリスマスの時期以外に見かけることは稀であったが「イタリア人皆が大好きで、イタリアで一番美味しいお菓子なのに、なぜクリスマスしか食べれないんだ?!」という消費者のニーズに応えて、最近では1年を通してパネットーネを製造販売するバールやケーキ屋、パン屋が増えてきている。

◎ パネットーネ美味しさの秘密

panettone02 パネットーネの独特の風味と旨味、また保存料無添加でも日持ちする秘密は、パネットーネ種という特殊な天然酵母を使用することと特殊な製法によるものです。パネットーネ種はイタリア北部で伝統的に受け継がれている特別な酵母で、空気や気候などの諸条件が揃った限られた地域でしか育たない非常にデリケートで珍しい酵母です。

パネットーネの生地は幾重にも重なりあった層になっているため、とても柔らかく、しっとりととろけるような舌触りを生み出します。

パネットーネ種を使用したパンやケーキは保存料無添加にもかかわらず、微生物が発生しにくく、長期間にわたりおいしさを持続します。

パネットーネ種に含まれる乳酸菌が生地のpHを低下させ汚染細菌の生育を防止するため、通常のパンやケーキと比較して非常に長い賞味期間が可能となります。